poison__cat’s diary

自分のことを猫だと思い込んでいる人間でありたい人間の戯言

毒吐き猫は自らの毒と戦う

昔話でもしようか。

2019年11月8~10日
1人で東京へ
何も無い今の自分から
成長しようと思って計画した。
「1人で行ける」ことが自分の中では
「忘れ去る」ことだと思ったから。
昔、彼女と旅行に行って言われたことがある
「1人じゃ来れなかったね、2人だから来れたんだよね」
その言葉がふと蘇ってきた。
まぁ、半年以上も忘れ去ることの出来ない自分がダサいなって思ってます。
最初は彼女といった所を1人で行ってやろうと思いました。


いや、ディズニーは無理やわ。

ということで純粋に行きたいところに行きました。
山手線にさえ乗れたら成長だと思う。そうしました。
それから、数ヶ月行くのが怖くて躊躇っていました。
人も怖いし、現実と向き合うのも怖いし、忘れることなんて出来ないのも分かってました。
とりあえず、現実を受け止められるように、その一心で決めていざ出陣したわけです。

超高級夜行バスに揺られ
朝の東京タワーが眩しくて
映画館の広さに驚いて
自分のバイト先なんてちっぽけやなって
カップ麺でしか食べれなかった蒙古タンメン
東京駅は綺麗だった。
山手線に1人で乗った。
新幹線も1人で乗った。
誰かのためにじゃなくて
自分のしたいこと
見たいもの、食べたいもの
全てを好きにできた。

とても楽しかったです。


それでもどこかで、自分はつくづく誰かの楽しんでる姿を見ることの方が喜びだったり、嬉しさだったり、幸せってのを感じられると確信した。

1人で生きることができると思っていた。
1人で生きなきゃいけないから、嘘をついた。

あの人に迷惑をかけるから
あの人を傷つけてしまうから
嘘をついてまでさよならをした。

自分の疾患を原因にはしたくない。
毎年、冬から春にかけて自分でもよく分からない自分がいて悪さ?をする。
自分が覚えてない出来事があることも。

別れたことはあくまでも、自分の弱さだと思いたい。

なぜならと言うと、これは僕が彼女と付き合った本質的な理由にもなるのだが

あの人の、人間としての素晴らしいところが大好きで
自分もそうなりたい


真っ白な【百合】のような威厳を持った人に。


今でもそう思う。
だから、これからは人として良いものになれるように
あの人からもらった価値観や考え方を大事にして進んでいこうと思う。
そう思えることが出来たのも、あの人のおかげだし、謝罪も感謝も伝えることが出来ないことがとても悔しい。


本当にごめんなさい。

嘘をついたことも信じれないと思うけど。

でも、本当にありがとう。

大切なことを沢山学んだ

自分が今の自分であれるのはあなたのおかげです。

だから、どうか幸せになってください。

さよなら。


そういう旅だったわけです。
まぁ、純粋に東京に行きたいというのもありました。


別れる前から現実を受け止めるのが難しくて
誰にも相談することもなかった
ずっと1人で苦しんで
傷つけて
別れた後も1人で苦しんで
少しづつ立ち直れました。
まだ完全にでは無いけれどもね。


僕の心は黒百合だ。
百合とは別の花のはずなのに
百合という名前を付けられた呪われた花。
花言葉は恋と呪い

僕の運命は最初から決まってたのだと思う。

彼女と付き合う前から
黒百合として僕は存在していた。

でも、いつか必ず百合のように白くなります。
あの人が僕の黒を滲ませてくれました。
明るくしてくれました。

だから、頑張るよ。

そう言えたらいいのにな。
誤解が解けたらいいな。ただそれだけ。
でも、自分が悪者のままでもいいかなって思うんだ。

それくらい僕はあの人が幸せであってほしいから。
とある人が先日僕にこう言った

「君のあの子に対する思いが純粋すぎてビビるよ」

と。
少しだけ僕は【百合】に近づけたのかな。

もし、次に僕のことを愛してくれる人がいたならば
その人を一生大切にしようと思う。
そのためにも、僕の中に潜む「名前のない怪物」とちゃんと向き合おうと思います。
この身体を受け入れ、自分を受け入れて、進んでいこうと思います。

読んでくれてありがとう。毒吐き猫でした。